単行本紹介「秘密のティッシュbreak」
作ろう作ろうとずっと思ってた単行本紹介2冊目です。
「秘密のティッシュbreak」 2010年12月末くらい発売
表紙は1冊目の路線を踏襲したかったのですが、いろいろあってガラリと変えてみることになりました。
インパクトはあったと思うのですが、インパクトだけだったかもしれません。カバー絵制作について色々あるんですが、いつぞや出した同人誌で書いたので省略します。
デザインについて。最初に上がってきたデザインは予想と全く逆方向のもので、そういえば何も言ってなかったと思って「シックでゴージャスでラグジュアリーな感じでお願いします」と担当さんにメールを出しました。次に上がってきたものはイメージ通りで、私は大喜びでしたよ。
タイトルもアシオスが却下されたのでビッチさんを全面に出していきたかったのですがビッチさんのフルネームを表紙に出すと流通に乗せてもらえないので収録作品のタイトルを適当に合わせてミステリアスな感じに仕上げました。この辺はあとがき漫画に書いてあるんで、そっち見てもらえればと思います(姑息
しかし、ぶっちゃけどんな本か分からなくて、手を出し辛いよなぁと今になって思います。カオスな内容なので、合ってるといえば合ってるんですが…
以下は内容紹介
『高山神社のはるかさん』
第二部というか何と言うか、前の単行本で出てこなかった親父が出てきます
【追加登場人物】
高山雄一郎:春香の父。すごく春香の父って感じ
・第6話
父帰還。石田との交際を反対された春香は家を飛び出してしまう流れ
20ページだったような記憶(あやふや)
・第7話
親父と石田のご対面、そのままお泊りという流れ
20ページだったような
・第8話
親父の石田いびりから、前単行本「高山神社のはるかさん」描きおろしの続きへという流れ
22ページだったような
『おいでよ!出向先の田舎』
田舎に出向になった主人公と、そこに遊びに行った彼女の話
18ページくらいだったような
一番古い原稿ですね…そしてフルアナログ仕上げです。1ページ目から錦糸町まんじゅうが出てきますがこの漫画が掲載された頃どころか、スカイツリーがオープンして1年以上経った現在でも錦糸町まんじゅうというものは存在しないようです。何故実在しないのか不思議でなりません。製品化するときにはぜひパッケージ絵を描かせて頂きたいと思いますので錦糸町関係者の皆様よろしくお願いいたします。
『icebreak』
新入社員に色々教える主人公、はい、いろいろと
前編16ページ 後編カラー8ページ、モノクロ8ページ
コンテ出す時「20ページフルで描いたから、ページ追加されることないだろうフフフ」と思ってたら、「前後編にしましょう」と言われて鼻水出した記憶があります。
こういうシチュエーションいいなーって思う「夜の新人教育」です。ヨゴレ役の後輩♂と、気が強いが押しに弱い後輩♀、普段は控えめなのにそっち方面には全然控えめじゃない後輩♀の組み合わせ。読み返すとヨゴレが外道すぎて酷い…。
『スコティッシュフォールド』
製紙会社研究員とその助手の新製品開発ストーリー
20ページだったような。オチを普通の流れで持って行ったら没になったので、こうなりました(暴露)
SF(すこしフシギ、すごくフシギ)ジャンル。この手の漫画にわりと良くある都合の良いアイテム&展開がどんどんでてくる。
自信たっぷりにトンデモ理論を展開すると意外と信じちゃうことがあるよね。じゃあ試してみようか!みたいなノリで押し倒していくうちに女の子も意外と乗り気になってくることは希によくある。ない。
漫画のネタやオチに時事ネタを使うことが多いのですが、そろそろ元ネタがわからないレベルになっているものがあるので早く単行本未収録分も単行本にしないと!
ちなみに漫画のどこかに可愛い猫ちゃんが隠れているよ!見つけられるかナ?
『秘密のおねえちゃん』
憧れのおねえちゃんにお願いをされた主人公は断ることなどできるはずもなく
多分20ページ
ヤンデレミステリー劇場。果たして病んでいるのはどっちだったのか?ここから先は君の目で確かめてみてくれ!
『子供じゃないもん!』
なんかいろいろひどい合法ロリマンガ
多分16ページ
この頃からヨゴレ役には徹底的に下衆いセリフを言わせるようにしてみました。あと、人数いると掛け合いでどんどん物語が展開していくことがわかりました。あと、人数いると描くのが大変ということがわかりました。
『The Nightmare of SWEETMILK』
なんていうか…何?
18ページだったかと
表紙にもなっているビッチさんの初登場作です。どうしてこんなキャラを思いついたのか全く思い出せないのですが、ビッチさんは最初からそこにいたのです。壮大なビッチサーガの始まりです。毎回最終回っぽい終わり方にするというルールだけを決めて、あとはビッチさんに好き勝手に暴れて頂きました。
巻頭のカラーもこのシリーズなのですが、いきなり始まるので、普通の人は戸惑うと思うのですが、まぁそれはそれでとか思ってしまいます。こういうところがいくない
あとはゲスト様(MIN-NARAKENさま、巻田佳春さま、イソラシさま、Ricoさま、小宮裕太さま)のイラストと、あとがき漫画など
本体表紙も全員集合マンガ描いてます
この本かなりいいんじゃないかと自画自賛してるんで、ぜひ読んでいただきたいと思います。ぜひぜひ 😀
あのマンガいつになったら陽の目を見るんでしょうね……(遠い目)